東野圭吾の名作「加賀恭一郎シリーズ」は、ミステリー小説好きの心を掴んで離さない魅力に溢れています。主人公の加賀恭一郎が、その鋭い洞察力と人間味あるキャラクターで、数々の難事件を解決していく話。
しかし、どの順番で読むべきか迷うこともあると思います。
本記事では、「加賀恭一郎シリーズ」をどの順番で読むべきかを詳しく解説し、最新作となる13作目の魅力についてもご紹介します。これから読み始める方も、シリーズのファンも必見の内容です。
最新の13作目の情報は記事後半に！
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まずは、以下の目次をご覧ください。
加賀恭一郎シリーズとは、東野圭吾の推理小説シリーズ
「加賀恭一郎シリーズ」は、東野圭吾が執筆するシリーズ累計発行部数1400万部以上の推理小説シリーズです。初登場は1986年に発表された「卒業」で、以来、大人気のシリーズとして数多くの作品が出版されています。
登場人物とその魅力
シリーズの主人公は加賀恭一郎。元剣道の選手でもある。
加賀恭一郎は知的かつ冷静沈着な刑事で、鋭い観察力と推理力を駆使して難解な事件を解決していきます。さまざまな事件を解決する過程で彼の人間性や過去が少しずつ明らかに。
彼を取り巻く人物たちも非常に魅力的で、特に家族や同僚との関係性が物語に深みをくわえ、特に彼の父親で元刑事の加賀勝弥との関係はシリーズを通じて重要なテーマとなっています。
代表作とその魅力
加賀恭一郎シリーズの中でも特に有名な作品には「赤い指」や「新参者」、「祈りの幕が下りる時」などがあります。
「赤い指」
家族の問題を中心に描かれており、社会問題にも鋭く切り込む内容が話題を呼んだ。
「新参者」
東京・日本橋を舞台にした物語で、地域の人々との交流を通じて事件が解決される様子が描かれた。
「祈りの幕が下りる時」
加賀の過去と真相に迫るエモーショナルな展開が感動的だった。
映像化された作品
加賀恭一郎シリーズはその人気の高さから数多くの映像作品にもなっています。特にテレビドラマや映画として多くの作品が制作されており、阿部寛が加賀恭一郎役を演じたことでさらに話題となりました。
- TBS「日曜劇場 新参者」
- 映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」
- 映画「祈りの幕が下りる時」
などが代表作で、原作の持つ緻密なストーリーとキャラクターの魅力を見事に映像化しています。
加賀恭一郎シリーズの影響
このシリーズは、ただの推理小説にとどまらず、人間ドラマや社会問題を鋭く描写している点でも評価されています。
それにより、幅広い読者層から支持を集めており、現代日本のミステリー文学に大きな影響を与えたと言っても過言ではありません。推理小説ファンのみならず、多くの人々に長く愛され続けるシリーズとなっています。
次章では、東野圭吾「加賀恭一郎シリーズ」の読む順番と最新13作目を紹介していきます。
加賀恭一郎シリーズの読む順番と最新13作目を紹介
加賀恭一郎シリーズの読む順番と2024年最新13作目を紹介します。
- 1作目「卒業」（1986年5月20日発行）
- 2作目「眠りの森」（1989年5月8日発行）
- 3作目「どちらかが彼女を殺した」（1996年6月6日発行）
- 4作目「悪意」（1996年9月20日発行）
- 5作目「私が彼を殺した」（1999年2月5日発行）
- 6作目「嘘をもうひとつだけ」（2000年4月10日）
- 7作目「赤い指」（2006年7月25日発行）
- 8作目「新参者」（2009年9月18日発行）
- 9作目「麒麟の翼」（2011年3月3日発行）
- 10作目「祈りの幕が下りる時」（2013年9月13日発行）
- 11作目「希望の糸」（2019年7月5日発行）
- 12作目「あなたが誰かを殺した」（2023年9月21日発行）
- 待望の13作目は「誰かが私を殺した」（2024年7月24日配信）
発行された順番に読んでいくのが最適解です。そして最後に、現時点（2024年7月）で最新作となる13作目を楽しむのがベストですね。
1作目「卒業」
1作目「卒業」。
7人の大学4年生が秋を迎え、就職、恋愛に忙しい季節。ある日、祥子が自室で死んだ。部屋は密室、自殺か、他殺か?
心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追求する。しかし、第2の事件はさらに異常なものだった。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!?
2作目「眠りの森」
2作目「眠りの森」はSPドラマ化されています。
青年刑事が追う踊り子の美しくも哀しい秘事華麗な舞を舞うバレエ団のプリマが正当防衛とはいえ、レッスン場に忍び込んだ男を殺害してしまった。捜査に当った青年刑事は次第にあるバレリーナに魅かれていく。
3作目「どちらかが彼女を殺した」
3作目「どちらかが彼女を殺した」。
「お兄ちゃん以外、信じられなくなっちゃった」
電話は切れ、妹は殺された。愛知県交通課の兄・和泉は、犯人への復讐を決意し、現場の証拠を隠蔽する。容疑者は元恋人の男と親友の女。決め手が見つからないなか、練馬署の加賀刑事だけは兄の工作を嗅ぎ取る。あなたに真相が見抜けるか。
究極の”犯人当て”小説。
4作目「悪意」
4作目「悪意」。
人はなぜ人を殺すのか。東野文学の最高峰。
人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。
5作目「私が彼を殺した」
5作目「私が彼を殺した」。
男の庭先で、裏切られた女性が自殺した。すでに別の女性と婚約していた男は死の事実を隠して結婚式へ向かい、最中に殺害される。動機のある容疑者は三人
――婚約相手の兄、恋人を盗られた男、元交際相手の女。推理の鍵は、死因の毒入りカプセルが何処から現れたか。あなたは加賀刑事が導く真実に迫れるか。
6作目「嘘をもうひとつだけ」
6作目「嘘をもうひとつだけ」。
正直に生きていきたいと望んでいたのに、落とし穴にはまりこみ、思わぬ過ちを犯してしまった人間たち。そして、それを隠すために、さらに新しい秘密を抱えこむ。
7作目「赤い指」
7作目「赤い指」はSPドラマ化されました。
「家族」の物語。
犯罪を越えた本当の闇。この家に隠されている真実は彼らの手で解かれなければならない。ひとつの事件から見える家族の肖像。二日間の悪夢と孤独な愛情の物語。
8作目「新参者」
8作目は「新参者」はTBS日曜劇場でドラマ化。
新参者は2010年に阿部寛主演で連続ドラマ化され、多くの視聴者を魅了しました。東野圭吾原作の細やかな描写と、深い心理描写を忠実に再現。まるで町北を歩き回るような感覚で物語を楽しむことができました。特に阿部寛演じる加賀恭一郎の冷静且つ温かいキャラクターは、原作ファンからも高く評価されています。
加賀恭一郎イコール阿部寛を確立したよね。
日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。
9作目「麒麟の翼」
9作目は「麒麟の翼」は映画化されています。プライム会員ならプライムビデオで見放題対象。
「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。
10作目「祈りの幕が下りる時」
10作目は「祈りの幕が下りる時」も新参者シリーズとして映画化されました。プライム会員ならプライムビデオで見放題対象。
明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。それは孤独死した彼の母に繋がっていた。
11作目「希望の糸」
11作目は「希望の糸」。
小さな喫茶店を営む女性が殺された。加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。彼女の不可解な行動を調べると、ある少女の存在が浮上する。一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。彼の遺言書には意外な人物の名前があった。彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。
12作目「あなたが誰かを殺した」
12作目は「あなたが誰かを殺した」。
閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。
最新の13作目は「誰かが私を殺した」
ドラマ化、SPドラマ化、映画化の次はオーディオブック化。
2024年最新13作目「誰かが私を殺した」（2024年7月24日配信開始）は、Amazonのオーディオブックサービス「Audible（オーディブル）」のために書き下ろされました。つまり、Audibleでしか聴くことができないAudible Originalsのオーディオブック作品です。
通常、1作品を一人で朗読しますが、「誰かが私を殺した」は特別！下記の豪華ナレーター陣によって朗読される超大作です。期待せずにはいられませんね。
- 寺島 しのぶ
- 松坂 桃李
- 逢田 梨香子
- 高橋 克典
- 新藤 みなみ
- 勝 杏里
- さとう あい
- 稲葉 実
- 四宮 豪
- 柿田 よしくに
- 谷口 誠太郎
- 荻野 晴朗
- 坂本 くんぺい
月額1,500円で20万タイトル聴き放題のAudibleに登録すると聴くことができます。もちろん無料体験ありです。3か月無料キャンペーン中（2024年7月22日まで）のAudible公式サイトはこちら
亡き夫の月命日。墓前で手を合わせていると、突然背中に衝撃を受けた。気づいた時には、魂だけがこの世に留まっていた。どうやら私は誰かに撃たれたらしい。警察の遺体安置所で出会ったのは、警視庁捜査一課の加賀恭一郎警部と部下の女性刑事・新澤。私は彼等による捜査の行方を見守りながら、なぜ自分が殺されたのかを考えた。国重ホールディングスの「女帝」として、すべて完璧にこなしてきたつもりだし、母親としては、来月結婚する一人息子に愛情を注ぎ続けてきた。だが公私において、気に入った人間はとことん守って盛り立てる一方で、信用できなくなった人間を容赦なく切り捨ててきたのも事実だ。私に恨みを持つ者は少なくない。その中の誰かが私の命を奪ったということだろうか。やがて加賀はほんの些細な手がかりを積み重ねることで、事件の真相に迫っていく。彼の推理の先にあったものは、私が想像さえしないものだった。
2024/7/24配信開始！誰よりも早く聴く！3か月無料キャンペーン中（2024年7月22日まで）のAudible公式サイトはこちら
「加賀恭一郎シリーズ」のよくある質問
- 加賀恭一郎シリーズの最新作は？
- 加賀恭一郎シリーズで映像化（ドラマ、映画）された作品はどれですか？
- 加賀恭一郎シリーズのおすすめはありますか？
加賀恭一郎シリーズの最新作は？
2024年7月現在、加賀恭一郎シリーズの最新作は、13作目の「誰かが私を殺した」（2024年7月24日配信）です。
こちらはオーディオブック版のみであり、現時点で書籍化されていません。Audibleでお楽しみください。
無料体験ができるAudible公式サイトはこちら
単行本の最新は12作目「あなたが誰かを殺した」です。
加賀恭一郎シリーズで映像化（ドラマ、映画）された作品はどれですか？
加賀恭一郎シリーズで映像化（ドラマ、映画）された作品は全部で5作品で、加賀恭一郎シリーズのなかでも「新参者シリーズ」です。
放送または公開された順番に紹介します。
- 新参者 全10話のドラマ。 2010年4月～6月放送
- 赤い指〜『新参者』加賀恭一郎再び SPドラマ。2011年1月3日放送。
- 麒麟の翼 劇場版 2012年1月28日公開。
- “新参者”加賀恭一郎「眠りの森」 SPドラマ。2014年1月2日放送。
- 祈りの幕が下りる時 シリーズ完結編。劇場版。2018年1月27日公開。
加賀恭一郎シリーズのおすすめはありますか？
2018年1月27日公開された新参者シリーズ完結編「祈りの幕が下りる時」です。
どれか一つだけ読みたい、観たいという方は、「祈りの幕が下りる時」をどうぞ。
まとめ｜最新13作目は無料で読める
東野圭吾「加賀恭一郎シリーズ」の読む順番と最新13作目を紹介しました。
最新（2024年7月24日配信開始）13作目は、現時点ではAmazonの「Audible（オーディブル）」でしか配信されないAudibleオリジナルオーディオブック作品です。
今なら3か月無料体験キャンペーン中のため、登録すると無料で読めます（聴けます）。
ドラマ「新参者」が好きだった方でも、はじめて加賀恭一郎シリーズを読む方でも、絶対にハマるやろな。
