書店員さんの投票で決まる、【本屋大賞】ですが、本記事では本屋大賞歴代受賞作、ノミネート作品の中から、おすすめ21選を紹介します。
最近は、読んでもいないのにおすすめ本を羅列して紹介するメディアが多いです。この記事では、筆者が実際に読んでみて紹介しているので、本の内容は保証します。
というよりも、全国の書店員さんたちが推す、お墨付きの本なので間違いなく面白いです。
そんな素晴らしい本の多くが、無料で読めたりもするので、いい本に出会いたくてウズウズしている方は、ぜひ最後までお付き合いください。
当ブログでは、聴く読書のオーディオブックをおすすめしています。聴く読書に興味が湧いたという方は、「オーディオブックおすすめ本20作品」を時間があるときにどうぞ。
本屋大賞とは
本屋大賞とは、書店で働く書店員の投票で選ばれる賞です。
- 面白かった
- お客様に薦めたい
- 自分の店で売りたい
と思った本に投票します。 つまり、本を愛する書店員さんのお眼鏡にかなった本だけが選出される、超ハイレベルな賞レースです。
書店員さんが売りたい本だから、絶対にいい本でしょ。2024年最新の受賞作品も発表されたばかりだよ。
【本屋大賞】歴代受賞作品おすすめ11選!
それでは早速、【本屋大賞】歴代受賞作品でおすすめ作品11選を紹介します。
本屋大賞受賞作品 | 著者 | |
2024年 第21回 | 成瀬は天下を取りにいく | 宮島未奈 |
2023年 第20回 | 汝、星のごとく | 凪良ゆう |
2022年 第19回 | 同志少女よ、敵を撃て | 逢坂冬馬 |
2021年 第18回 | 52ヘルツのクジラたち | 町田そのこ |
2020年 第17回 | 流浪の月 | 凪良ゆう |
2019年 第16回 | そしてバトンは渡された | 瀬尾まいこ |
2018年 第15回 | かがみの孤城 | 辻村深月 |
2017年 第14回 | 蜜蜂と遠雷 | 恩田陸 |
2016年 第13回 | 羊と鋼の森 | 宮下奈都 |
2015年 第12回 | 鹿の王 | 上橋菜穂子 |
2014年 第11回 | 村上海賊の娘 | 和田竜 |
「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈
【2024年 第21回本屋大賞受賞】
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!
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「汝、星のごとく」凪良ゆう
【2023年 第20回本屋大賞受賞】
その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
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その他の凪良ゆう作品はこちらの記事で。
yamamichi1.hatenablog.com
「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬
【2022年 第19回本屋大賞受賞】
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?
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「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ
【2021年 第18回本屋大賞受賞】
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
「流浪の月」凪良ゆう
【2020年 第17回本屋大賞受賞】
2020年本屋大賞受賞作。あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
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「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ
【2019年 第16回本屋大賞受賞】
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。この著者にしか描けない優しい物語。
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「かがみの孤城」辻村深月
【2018年 第15回本屋大賞受賞】
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
「蜜蜂と遠雷」恩田陸
【2017年 第14回本屋大賞受賞】
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
「羊と鋼の森」宮下奈都
【2016年 第13回本屋大賞受賞】
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。
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「鹿の王」上橋菜穂子
【2015年 第12回本屋大賞受賞】
強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる――!
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「村上海賊の娘」和田竜
【2014年 第11回本屋大賞受賞】
時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。
【本屋大賞】ノミネート作品おすすめ10選!
続いては、本屋大賞ノミネートはされたものの、惜しくもノ大賞受賞とはならなかった作品の中から、おすすめ本を紹介します。
- 「正欲」朝井リョウ著
- 「ヘヴン」川上未映子著
- 「夏物語」川上未映子著
- 「ある男」平野啓一郎著
- 「ソロモンの偽証」宮部みゆき著
- 「硝子の塔の殺人」知念実希人著
- 「線は、僕を描く」砥上裕將著
- 「店長がバカすぎて」早見和真著
- 「赤と青とエスキース」青山美智子著
- 「崩れる脳を抱きしめて」知念実希人著
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「正欲」朝井リョウ
【2022年本屋大賞4位】
あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ。息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づいた女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった――。
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「ヘヴン」川上未映子
【2010年本屋大賞6位】
<わたしたちは仲間です>――十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える<僕>は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。
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「夏物語」川上未映子
【2020年本屋大賞7位】
パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子のまえに現れた、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない逢沢潤――生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いに満ちた極上の筆致で描く、21世紀の世界文学!
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「ある男」平野啓一郎
【2019年本屋大賞5位】
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。愛にとって過去とは何か? 人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を負っても、人は愛にたどりつけるのか?「ある男」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
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「ソロモンの偽証」宮部みゆき
【2013年本屋大賞7位】
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行"を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、真実を求める生徒たちを描いた、現代ミステリーの最高峰。
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「硝子の塔の殺人」知念実希人
【2022年本屋大賞8位】
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。この館で次々と惨劇が起こる。館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。さらに、血文字で記された十三年前の事件……。謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。散りばめられた伏線、読者への挑戦状、圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
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「線は、僕を描く」砥上裕將
【2020年本屋大賞3位】
両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。描くのは「命」。はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。
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「店長がバカすぎて」早見和真
【2020年本屋大賞9位】
谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。人を苛立たせる天才だ。ああ、店長がバカすぎる!毎日「マジで辞めてやる! 」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は──。
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早見和真の別作品もおすすめ。傑作ばかりです。
「赤と青とエスキース」青山美智子
【2022年本屋大賞2位】
メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
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「崩れる脳を抱きしめて」知念実希人
【2018年本屋大賞8位】
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく――。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く。彼女は死んだのか? ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜を彷徨う。驚愕し、感動する、恋愛ミステリー!
★「崩れる脳を抱きしめて」の著者 知念実希人の代表作「天久鷹央の推理カルテ」もおすすめです。
yamamichi1.hatenablog.com
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まとめ|Audibleなら多くの本屋大賞本が無料で読めます
聴く読書のAudible(オーディブル)は、本屋大賞受賞作品やノミネート作品が豊富にラインナップされていて、多くの受賞本が聴き放題になっています。
まじで豊富だから。特集されるほど。
厳密に言えば、読めるというより「聴ける」だけれど、耳からハイレベルな小説を味わってほしいです。
Audibleは最初の30日間無料です。1日1時間聴けば30日間で5冊ほど読了できると思います。まずは無料で初店員さんに選ばれる文章を聴いてみてください。
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