聴く読書のAudible(オーディブル)とaudiobook.jp(オーディオブック.ドット.ジェイピー)。ぶっちゃけ、どちらを選んでも失敗ではありません。互いに素晴らしい読書サービスであることを保証します。
本記事ではAudible(オーディブル)とaudiobook.jpの「聴き放題プラン」を細かく比較しつつ、どっちがあなたに向いているかお手伝いします。
今すぐ結論を知りたい方は第3章をご覧ください。
- audiobook.jpはこちら audiobook.jp
- Audibleはこちら Audible
▶僕は現在、Audible(オーディブル)選び、800時間以上利用しています。なので、Audibleのことなら結構詳しいです。無料体験、評判、使い方、解約まで、「Audibleの使い方!料金、特典、評判、おすすめオーディオブックまとめ」でまとめているので是非。
オーディオブックとは
オーディオブックとは、聴くだけで読書できる音声サービスです。
文字(活字)はありません。
つまり、活字を読まなくていいので読むのは苦手だけど読書はしたいという方にピッタリです。
アプリで再生すれば、プロのナレーターさんが本のジャンルにあわせて抑揚のある朗読をしてくれます。
特に小説のオーディオブックはドラマのようで、圧巻の朗読で物語を楽しめますよ。
yamamichi1.hatenablog.com
オーディオブックのメリット
オーディオブックの主なメリットは3つです。
- 疲れない
- いつでもどこでも読書できる
- 時間の有効活用
疲れない
オーディオブックは疲れません。
読む読書なら、文字を追う目、本を持ちページをめくる手、前傾する首が疲れる。そして、同じ姿勢で文字をひたすら追い続けると肩、背中も張る。
これがオーディオブックなら全くなにも疲れません。
なぜなら使うのは耳と脳だけだからです。
いつでもどこでも読書できる
空き時間にふらっと立ち寄るTSUTAYAでの立ち読み。あの時間めっちゃ楽しくないですか?
オーディオブックなら、いつでもどこでもあの感覚、あの楽しさを味わえちゃいます。スマホアプリで本を選んで、再生をポチッとタップするだけで、本の世界へと没入できます。
時間の有効活用
オーディオブックは、読書だけの時間を作る必要がありません。
例えば、車の運転中に単行本を読むのは絶対に不可能ですが、オーディオブックを耳で聴くのは可能です。ていうか、通勤時間ほどオーディオブックを聴くのに適している時間はないでしょう。
yamamichi1.hatenablog.com
このメリットによって、これまで何もできなくて無駄だった時間を有効に活用できます。
また、アプリに備わっているドライブモードを使えばより安全に操作することもできますよ。
だから読書が続くんだよな。
YouTube、オーディオブック、Voicyとかで「スキマ時間の耳インプット」をしてる人はかなり自信もっていいかなと。
— 迫 佑樹@Brain社長 | 年13億の流通額、ユーザ数20万人突破のプラットフォーム運営 (@yuki_99_s) 2022年4月23日
・周囲より有効に時間を使えている
・学びの重要性を理解して行動してる
アウトプットしつつ、3年とか継続したら周りとは圧倒的な差がついてることは間違いないです。
別記事で「オーディブルのメリット・デメリットを熱く語る」という記事を書いていますが、内容は両サービスに共通するオーディオブックの絶大なメリットです。ご一読ください。
では、オーディオブックサービスで最大手の2社「audiobook.jp」と「Audible」を紹介します。
audiobook.jp
運営会社 | 株式会社オトバンク ( OTOBANK Inc. ) |
サービス開始 | 2007年 |
聴き放題プラン | 月額¥1,330円(年割プラン9,990円)で1万タイトル以上聴き放題 |
無料体験 | 14日間 |
アプリ | ○ |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
3年連続日本一のオーディオブック書籍ラインナップ数。(※日本マーケティングリサーチ機構2023年11月調べ。日本語オーディオブック書籍ラインナップ数調査)
聴き放題プランが導入されたのは2018年3月。
当初30万人だった会員数は2024年2月には300万人を突破。会員数は6年で10倍に!(参考:PR TIMES)
3年で会員数8倍以上?エグい伸びだな。
audiobook.jpは会員数300万人以上を誇る老舗オーディオブックサービスです。ビジネスパーソンから主婦層まで、幅広く利用されています。
Audible
運営会社 | アマゾン ジャパン合同会社(Audible, Inc. ) |
サービス開始 | 2015年 |
聴き放題プラン | 月額¥1,500で12万タイトル以上聴き放題 |
無料体験 | 30日間 |
アプリ | ○ |
対応端末 | スマホ、タブレット、PC |
Audibleは「Amazon」の傘下の世界的なオーディオブックサービスです。日本でのサービスがスタートしたのは2015年から。
現在、世界10カ国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、日本、イタリア、カナダ、インドなど)でオーディオブックサービスを展開中。
なお、2022年1月、コイン制から聴き放題制にシステム変更しました。
月に1冊しか聴けなかったコイン制から聴き放題になり、会員数は激増しファンが増え続けています。(※2022年「Audible」は、会員数32%増加)
audiobook.jpとAudibleを比較
では、この章でaudiobook.jpとAudibleを比較していきます。
比較するのは「聴き放題プラン」です。
audiobook.jpには月額会員プラン(¥550~)とチケットプラン(¥1,500、¥2,900)が用意されています。audiobook.jp
【比較項目】
- 料金
- 無料体験
- 支払方法
- 聴き放題タイトル数
- 単品購入
- ジャンル
- ナレーター
- ポッドキャスト
- アプリ機能
- 口コミ
料金、無料体験、支払方法を比較
Audible | audiobook.jp | |
料金(税込) | ¥1,500 | ¥1,330(年額¥9,990) |
無料体験 | 30日間 | 14日間 |
支払方法 | クレジットカード、デビットカード | クレジットカード、キャリア決済(ドコモ、au、SB) |
※audiobook.jpは聴き放題プランの他に月額プラン(¥550~)あり。月額プランを見る→audiobook.jp
▶料金についての詳しい解説は別記事でまとめています。
聴き放題プランの月額料金は、Audibleよりもaudiobook.jpの方が170円安いです。また、audiobook.jpの年額プラン(9,990円)を選択すると、ひと月あたり833円の計算となり、オーディブルの半額ほどで利用できます。
支払方法は、クレジットカードのみのAudibleより、キャリア決済が利用できるaudiobook.jpの方が選択肢が多く利用しやすいですね。
無料期間は、audiobook.jpの14日間よりも、30日間のAudibleの方がで長く、耳からの読書を長く試したい人はAudibleですね。
両方試してもいいよね。
聴き放題タイトル数とジャンルを比較
Audible | audiobook.jp | |
取扱タイトル数 | 40万タイトル | 不明 |
聴き放題タイトル数 | 12万タイトル(日本語タイトル1万以上) | 1万以上 |
ジャンル | ビジネス、自己啓発、語学学習など26カテゴリー | ビジネス、自己啓発、教養など10ジャンル |
タイトル数は、数字的にはAudibleが圧倒的に多いですが、実は日本語タイトルに絞ると互角なんです。
Audibleに限らずAmazonのサービス(米企業のため)は洋書が多いですね。電子書籍読み放題のKindle Unlimitedも、洋書が多い傾向ですからね。
単品購入
本記事では「聴き放題プラン」を比較していますが、、両サービスとも聴き放題対象外のタイトルは購入できます。
もちろん、聴き放題タイトルを購入することも可能です。
購入するメリットは、購入したタイトルは聴き放題プランを解約した後も聴くことができ、熟読して理解を深められる点です。何度も聴いて知識を自分のものにしたい方におすすめですね。
【購入方法】
Audible | audiobook.jp | |
単品購入 | 会員は30%オフ | ポイントまたはコイン、チケットで購入 |
※audiobook.jpはポイントで購入できる「月額会員プラン」がおすすめ。
「嫌われる勇気」を例に、購入方法をシミュレーションしてみます。
Audibleの単品購入
Audibleでは「嫌われる勇気」の非会員価格が¥3,000で、会員価格は¥2,100。クレジットカード決済で購入できます。
シンプルでわかりやすい。
audiobook.jpの単品購入
対するaudiobook.jpでは、「嫌われる勇気」の購入価格が一律¥1,650。「月額会員プラン」に登録し、与えられたポイントを使って購入するとお得です。
月額会員プランは7つ。
月額(税込) | |
¥550 | 610ポイント |
¥1,100 | 1,220ポイント |
¥2,200 | 2,450ポイント |
¥5,500 | 6,500ポイント |
¥11,000 | 13,450ポイント |
¥22,000 | 28,000ポイント |
¥33,000 | 42,000ポイント |
「嫌われる勇気¥1,650」を購入するには、¥2,200の月額会員プランに登録し、与えられた2,450ポイントのうち1,650ポイントを使って購入します。余った800ポイントは、次購入する時に利用できます。
なんか難しくね?
単品購入のわかりやすさはAudibleですね。本の単品価格が安いのはaudiobook.jp。
両サービスを使い分けていくのも、賢い活用法になります。
ナレーター
オーディオブックは、声のプロが朗読してくれます。超人気声優さんをはじめ、俳優さんやタレントさんもナレーターに起用されています。
有名人のナレーターを10人比較
Audible | audiobook.jp |
松坂桃李 | 神谷浩史 |
松嶋菜々子 | 堤真一 |
宮沢りえ | 下野紘 |
高橋一生 | 津田健次郎 |
花澤香菜 | 江口拓也 |
平川正三 | 松岡禎丞 |
妻夫木聡 | 佐倉綾音 |
杏 | 水瀬いのり |
木村昴 | 梶裕貴 |
上白石萌音 | 高橋李依 |
有名人のナレーターはAudibleの方が多くて、声優さんは互角な印象。トータルで比較すると圧倒的にAudibleが優勢。audiobook.jpでは、探すのが難しいくらい有名人ナレーターは少ないですね。
ナレーターの豪華さで選ぶならAudible一択ですよ。
ポッドキャスト
Podcast(ポッドキャスト)とは、インターネットラジオ。
Audible | audiobook.jp | |
ポッドキャスト | 聴き放題(会費に含まれる) | 別料金550円~ |
Audibleはオーディオブック聴き放題プラン¥1,500の料金でポッドキャストも聴けます。一方のaudiobook.jpは別途料金が必要になります。(参考:audiobook.jp|ポッドキャスト)
学び続けるのも良いのですが、たまにはポッドキャストでちょっとひと息できるメリットですね。
たしかに。たまには娯楽的な音声聴きたいわ。。
Audibleは追加料金なしだから安心です。
アプリ機能
Audible | audiobook.jp | |
早送り巻戻し | 30秒 | 10秒 |
再生速度調整 | 0.5~3.5倍 | 0.5~4.0倍 |
ブックマーク | ○ | ○ |
ドライブモード | ○ | ○ |
スリープタイマー | ○ | ○ |
オフライン再生 | ○ | ○ |
ストリーミング再生 | ○ | ○ |
サンプル再生 | ○ | ○ |
アプリの機能面はドライブモードやストリーミング再生など、両サービスで便利機能が使えるようになっていて互角です。
※運転中のアプリ操作は信号待ちなど、停車しているときのみ。(参考:道路交通法、第七十一条(運転者の遵守事項)五の五)
▶Audibleアプリの使い方なら
口コミを比較
気になる口コミを比較してみました。
App Storeからアプリのレビューを参考にしています。
Audible
【良い口コミ】
- 読書の時間が圧倒的に増えた
- 新しい選択肢が増え、時間の有効活用に役立つ
- オーディオブックの小説は間違いなく面白かった
【辛口な口コミ】
- ライブラリーが増えると重くなる
- 無料体験後、翌月勝手に請求された
- 料金が高すぎる
たしかに、Audibleアプリのライブラリーを増やしすぎると重い。
「ライブラリー削除する方法」を参考にしよう。
あと、Audibleは無料体験後、自動更新します。無料体験のみ利用したい方は「退会手続き」を確実行いましょう。→「退会(解約)方法」
audiobook.jp
【良い口コミ】
- 語学学習に最適
- 料金を気にせず聴ける
- 本が身近になった
【辛口な口コミ】
- オンライン再生ができない
- 毎日メール(退会しても)が届きうざい
- アプリが落ちる
あと、「毎回ログインしないといけない。」、「Amazonのオーディオブックの方がいい。」など辛口レビューが目立ちました。
口コミでは総体的にAudibleの方が高評価でした。
▶別記事でAudibleユーザーの声をまとめています。
▶audiobook.jpユーザーの口コミはこちらの記事でまとめました。
オーディオブックの選び方(結論)
本記事の結論です。
料金やアプリ機能より、あなたにとって聴きたいタイトルがある方を選ぶのが正解です。
例えば、メンタリストDaiGoの著書を聴きたい方はAudibleを選ぶべきです。
なぜなら、audiobook.jpでは「自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス」ほか6冊のみ聴き放題対象なのに対し、Audibleでは「ストレスを操るメンタル強化術」ほか21冊が聴き放題対象となっているからです。
DaiGo氏の良書を攻めたい方はAudibleがおすすめです。村上春樹作品もしかり。
また、半沢直樹で人気の池井戸潤作品も同様で、オーディブル方が圧倒的に多いです。
yamamichi1.hatenablog.com
このように、全般的にこういった傾向なので、やっぱりオーディブルの方が強いです。
まとめ
繰り返しになりますが、どちらを選んだとしてもサービスは素晴らしく、けして失敗ではありません。
聴けるコンテンツ量と質、アプリの機能面、ナレーターの豪華さ、ポッドキャスト聴き放題など、総合的にAudibleの方が強すぎるだけ。
料金 | audiobook.jpが安い |
無料体験 | Audibleの勝ち |
支払方法 | audiobook.jpの勝ち |
聴き放題タイトル数 | Audibleの勝ち |
単品購入 | Audibleの勝ち |
ジャンル | Audibleの勝ち |
ナレーター | Audibleの勝ち |
ポッドキャスト | Audibleの勝ち |
アプリ機能 | 互角 |
口コミ | 互角 |
総合力 | Audible |
あとは、「課金せず聴きたい本があるか」が選ぶポイントです。
いくら安くても聴きたい本がなければ無意味ですから。
はじめてのオーディオブックならAudibleが無難でおすすめだよ。
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両方試して、片方だけ解約するのも手です。
▶Audibleの解約ならこちらの記事で。
audiobook.jpの月額会員プラン(¥550~)とチケットプラン(¥1,500、¥2,900)を見てみる。audiobook.jp