金融ドラマの代名詞となった「半沢直樹シリーズ」は、その緻密なストーリーと魅力的なキャラクターで、未だ多くの視聴者・読者を魅了しています。
しかし、その原作小説はどの順番で読むべきか迷う方も多いのではないでしょうか。シリーズ全体をより深く楽しむためには、物事の展開を理解しやすい順序で読むことがポイントです。
本記事では、一番初めに読むべき作品から最新作まで、半沢直樹シリーズの原作小説を読む際の順番をご紹介します。これから半沢直樹シリーズに初めて触れる方も、すでにドラマで楽しんだ方も最後までお付き合いください。記事後半に半沢直樹を無料で楽しむ方法を紹介しているのでぜひ！
半沢直樹シリーズとは
半沢直樹シリーズは、池井戸潤（いけいど じゅん）による日本の小説シリーズです。主人公の半沢直樹は銀行員であり、不正や裏切りに立ち向かいながら、正義感と知恵を駆使して逆境を乗り越えていく姿が描かれています。
シリーズは『オレたちバブル入行組』から始まり、『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』など続編が続いています。これらの作品は、特にテレビドラマ化されたことで広く人気を得ました。主演は堺雅人が務め、彼の演じる半沢直樹のキャッチフレーズ「やられたらやり返す、倍返しだ！」は社会現象となりました。
皆さん、日曜劇場『半沢直樹』をここまで応援下さいましてありがとうございました。
— 半沢直樹【応援ありがとうございました‼︎】 (@Hanzawa_Naoki) 2020年9月27日
コロナ渦で大変な世の中にも関わらず多くの皆様にご視聴頂けたこと、大変嬉しく思っております。
応援頂いた皆さんの御恩に『1000倍の恩返し』の気持ちを込めて
さらば！#半沢直樹 スタッフ一同#tbs pic.twitter.com/JRCwsOf0TN
登場人物の魅力
- 半沢直樹 主人公である半沢直樹は、信念に基づいて行動し、どんな逆境にも屈しない強靭な精神力を持つ銀行員です。彼の「倍返しだ！」という決め台詞は、ドラマ視聴者に強い印象を与え、正義感と不正に対する闘志が魅力です。
- 渡真利忍 半沢の親友で、軽妙でありながらも有能な情報屋的存在です。彼の洞察力とフレンドリーな性格がストーリーに深みを加えており、観客に癒しと笑いを与えます。
- 中野渡頭取 揺るぎない正義感とリーダーシップにあります。銀行内部の圧力や外部の危機にも屈せず、公正を重んじる姿勢は、部下からの信頼を集め、高い倫理基準を持つ理想のリーダーです。
映像化された作品
映像化されたのは次の作品です。
2013年7月～9月まで、「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」をベースに、TBSドラマ日曜劇場にて全10話が放送されました。
その続編が2020年4月～6月、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」をベースに、TBSドラマ日曜劇場にて全10話が放送されました。
以降、映像化されていませんが、最新小説「半沢直樹 アルルカンと道化師」をベースにしたドラマ化が期待されます。
半沢直樹シリーズの影響
半沢直樹シリーズは、日本の連続ドラマにおける一大現象となり、多くの視聴者に強い影響を与えました。
その影響には、サラリーマンや企業戦士たちの果敢な姿勢や正義感を再評価する風潮が含まれています。「倍返しだ！」という名台詞は流行語となり、現代の企業文化や働く人々の意識に変化をもたらしました。
また、小説やドラマのストーリーが話題を呼び、企業内での人間関係や権力争いを描く作品が一層注目されるようになったと言えるでしょう。
半沢直樹シリーズの著者
半沢直樹シリーズの著者は、池井戸潤氏です。
池井戸さんの代表作は下記の通り。
- 下町ロケットシリーズ
- 花咲舞シリーズ
- ハヤブサ消防団
- アキラとあきら
- 俺たちの箱根駅伝
- 空飛ぶタイヤ
- シャイロックの子供たち
などなど、人気作品ばかりを生み出した方です。
名作製造機だよね。
では、次章にお進みください。
ドラマ「半沢直樹シリーズ」の原作小説を読む順番を紹介
では、半沢直樹シリーズの原作小説を読む順番を紹介します。
- 1作目「オレたちバブル入行組」
- 2作目「オレたち花のバブル組」
- 3作目「ロスジェネの逆襲」
- 4作目「銀翼のイカロス」
- 5作目「アルルカンと道化師」★最新作
1作目「オレたちバブル入行組」
バブル期に大手銀行に入行し、大阪西支店で融資課長となった半沢直樹。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けたものの、会社は倒産、支店長の浅野はすべての責任を半沢に押しつけてきた。四面楚歌の半沢に残された道は債権回収しかない。半沢が取った一発逆転の方法は――!?基本は性善説。やられたら、倍返し。大ヒットドラマ「半沢直樹」原作!!
2作目「オレたち花のバブル組」
銀行本店営業部に異動した半沢直樹が押しつけられたのは、巨大損失を出した老舗ホテルの再建という頭取命令だった。銀行内の見えざる敵、金融庁検査官・黒崎との対決、出向先での執拗ないびり。やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。その流儀を貫く半沢は、次々に襲いかかる逆境をどう切り抜けるのか――？
3作目「ロスジェネの逆襲」
主人公・半沢直樹の出向先は銀行の系列子会社東京セントラル証券。業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、親会社のエリートたちへ戦いを挑む。
4作目「銀翼のイカロス」
出向先の子会社・東京セントラル証券から東京中央銀行に復帰した半沢直樹。今度は破綻寸前の巨大航空会社帝国航空を担当することに。頭取から立て直しを命じられた半沢だが、500 億円もの債権放棄を要求してきた政府の再生タスクフォースと激突する。政治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い――銀行内部の大きな闇に直面した半沢の運命やいかに？
5作目「アルルカンと道化師」
「半沢直樹」シリーズ6年ぶりとなる待望の最新作がこちら。「アルルカンと道化師（2020/9/17発売）」
東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。
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「半沢直樹シリーズ」のよくある質問
「半沢直樹シリーズ」のよくある質問です。
半沢直樹シリーズの最新作は？
「アルルカンと道化師（2020/9/17発売）」です。
「アルルカンと道化師」はドラマ化されていないエピソードです。ドラマのように物語を楽しめるオーディブルで聴くことをおすすめします。
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半沢直樹シリーズで映像化（テレビドラマ）された作品はどれですか？
『オレたちバブル入行組』、『オレたち花のバブル組』が第一期（2013年7月～9月）、『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』が第二期（2020年4月～6月）で放送されました。いずれもTBSドラマ日曜劇場「半沢直樹」でドラマ化されています。
半沢直樹シリーズのおすすめはありますか？
全5作おすすめですが、筆者的には最新作「アルルカンと道化師（ピエロ）」を推奨したいです。テレビドラマでは描かれていないエピソードですからね。
まとめ｜全作無料で読める！
ドラマ「半沢直樹シリーズ」の原作小説を読む順番。オーディブルなら聴き放題で配信中！といった内容で解説しました。
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